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を自分なりにいろいろと書いてます

レイ・クロックの自伝映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』

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偉大なレイ・クロックの等身大のムービー!

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現在、AmazonPrimeで無料公開されている『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』

興味本位で見たものの、最高の感動を手に入れられたので、ここで共有したいと思う。

世界中の憧れ、レイ・クロック

やっぱりレイ・クロックはアメリカンドリームの体現者!

マクドナルドといえばアメリカンドリームを実現した最先方企業。

そんな世界中どこにでもあるようなドデカいマクドナルドというブランドが、どんな風に作り上げられたか、レイ・クロックがいかにそれを進めていったのか、その始まりを見ることが出来るのがこの映画だ。

レイ・クロックの失敗や情けない姿も出てくるすばらしさ

映画の始まりにはレイ・クロックがシェイクミキサーの営業をしているところが流れるが、営業を断られ続けるところが印象的だ。

私も営業経験があるのでわかるのだが、営業は断られて当然の世界。

そんな中でもレイ・クロックの自伝『成功はゴミ箱の中に』では、もっとやり手の営業マンな描かれ方をしていた印象だったので、この映画で強く親近感を覚えた。

離婚や金銭面での苦悩など、赤裸々に表現されていて、非常に面白かった。

マクドナルドを手に入れ、大きくするための覚悟と執念

フランチャイズ展開での金銭的な行き詰まりと不動産リース

レイ・クロックはマクドナルド兄弟と出会い、事業を共にしてからフランチャイズを急速に展開していくが、金銭的につらくなってくる描写がある。

そこでハリー・ソナボーンという不動産屋と手を組み、不動産をリースすることで金銭面での問題を解決した上で、更なる加速を行うことになる。

そのために作った会社のことや、事業の進め方の問題等で、レイ・クロックとマクドナルド兄弟との確執が深まっていくことになる。

マクドナルド兄弟との確執と交渉

レイ・クロックはマクドナルド兄弟の会社を変えようとしない態度に、マクドナルド兄弟はレイ・クロックの単独暴走気味な態度に、お互いが不満を覚え確執が生まれることになる。

特に不動産取引のためにレイ・クロックが作った会社の存在、そしてその巨大な資本力がキーとなってマクドナルドの名前をレイ・クロックが買い取る方向性で交渉が進んでいく。

「ライバルが溺れていたらホースを口に突っ込む」覚悟と執念

言い争いが絶えないレイ・クロックとマクドナルド兄弟。

そんな中で、レイ・クロックは「ライバルが溺れていたらホースを口に突っ込む」と過激な発言をして、自身の覚悟と執念を表現する。

マクドナルド兄弟はレイ・クロックには勝てないと感じ、交渉に応じることになる。

なぜ自分ひとりで起業せず、マクドナルド兄弟と手を組んだのか?

マクドナルド兄弟は秘密をすべてレイ・クロックに教えていた

マクドナルド兄弟は、はじめてレイ・クロックが彼らの店を訪れた時、既に自分たちの持っている店のノウハウのヒミツをすべて教えていた。

それなのになぜ、レイ・クロックはそのヒミツをフル活用して自分で店を開店しなかったのか?

マクドナルドという名前の響きが持つもの

レイ・クロックはこのように言っている。

マクドナルドという名前の響きが持つ美しさ。マクドナルドは何物にもなれる可能性を持っている。クロック(時計)という店で食事を食べたいだろうか」

何よりも、この名前の響きが他とは違う魅力を持っていて、そしてそれが全世界に広がる力を持っていたというのだ。

 

『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を見て感じたこと

偉大なレイ・クロックがどのように偉業を成し遂げたか

土地をリースする発想!ピンチをチャンスに変える力

金銭的にお先真っ暗な状況にありながらも、不動産の専門家と手を組むことで、状況が一転していい方向に向かった。

レイ・クロック自身が一人で解決策を導き出した訳ではないが、この土壇場でハリー・ソナボーンがwin-winになるように出てきてくれるというのが、やはり偉人の持っているところだと感じた。

どんなものを投げうってでも手に入れようとする覚悟と執念

はじめの奥方との離婚、マクドナルド兄弟との確執、ジョアンとの略奪婚。

この映画を見ることで聖人君主とは言えないレイ・クロックの様々な人間臭さを垣間見ることにもなったが、そんな面を見る度に、並々ならない覚悟と執念を感じることになった。

普通なら引退する年齢で、マクドナルドの事業を始めた

レイ・クロックがマクドナルドの事業を始めたのが52歳。

それでも、映画の中では年齢を感じさせない「今度こそ成功してみせる」と言い放っているシーンがある。

レーガン大統領も55歳から政治活動を始めた」といった話も出てくる。

そういえば、マクドナルドの最大の好敵手ケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースも高齢で事業を始めている。

アメリカンドリームを成し遂げるのに、年齢は関係ないということか…

この映画から何を学び、生かせるか

年をとっても成功したいなら行動する勇気をもらえる

52歳から事業を始めて、現在のマクドナルドの礎を作っている。

これ以上に年齢を超えたロマンを与える話があるだろうか?

もちろん、レイ・クロックだから成し遂げられたことで、私のような凡人が生半可な思いで何かを始めてみたところで、到底同じことは出来ない。

それでも「何かをするのに遅すぎることはない」といった教訓にはなるし、そんなロマンはいつまでも持ち続けたいものだ。

「天才も報われないのが世の常」覚悟と執念なしに偉業は達成できない

そして何よりも、どんなものを犠牲にしたとしても成し遂げたいと思うことを徹底的にやり遂げる執念と覚悟、そして人よりも働く姿勢が最後に強調されており、それが大きな学びとなった。

特に私のような凡人がレイ・クロックと同じようには慣れない理由の一番大きな原因はここの違いであると強く感じることになった。

しかし、レイ・クロックと同じようには無理でも、自分自身の身の丈に合った覚悟と執念の持ち方はある。

私は今後それを意識して様々なことを進めていきたいと思う。

『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を実際に見て感動を味わう

AmazonPrimeで無料で見られる今のうちに、この映画を見ておくことを強くおすすめする。

私のつたない文章を読むよりは何倍も楽しめる。

ちなみにこの映画のお供にはハンバーガーとフライドポテトが最高に相性が良い組み合わせだと考える。